TALES OF HEARTS

目次

  1. トップページ
  2. はじめに
  3. 企画の概要とルールの説明
  4. プレイヤー紹介
  5. 各作品のポイント
  6. 実況
  7. 結果
  8. レポート
  9. Presented by 東京大学ゲーム研究会

担当:さびたコイル

詳細な戦略・解説

こちら(PDF file)をご覧ください。

当日のプレイ・感想

序盤は素材ポイントからのランダム素材で地味に所持金の余裕にばらつきが出るのですが、うまいこと一番高価な「鉄亀アーケロンの甲羅」が出て若干楽に。
ラゴス鍾乳洞でも2回の戦闘で右巻き風化石が必要数集まったので難なく突破。
その後も順調に進んでいた……のですが、ペリドット戦でまさかの全滅。これはブラスト技のバーンストライクを、マジックガードのタイミングを間違えてまともに食らってしまったためです。練習では負けたことはなかったので完全に油断していました。これにより2分程度のロス。再挑戦ではしっかりグレイブでの打ち上げハメがきまって撃破。

マリンのスピルメイズでは、長い一本道の先が袋小路という安定のクソ構造を引き若干危なくなりましたがなんとか突破。しかしこのスピルメイズ運はまだまだこんなものではなかったのであった……。
サローダリア戦はシングの翔星刃からキャラチェンジしてマーメイドジュヌで拾う連携がうまく決まり楽勝でした。
次のアーメスもマーメイドジュヌループで難なく撃破。ここでライフボトルの使用量が少なかったので割りと余裕ができました。
そしてコーネルピン戦、回転体当たりでガンガンやられるもライフボトルの数に物を言わせてこまめに蘇生したおかげで2人同時に戦闘不能にはならず撃破。強ボスですがなんとか1回で突破できてよかったです。

そして問題のカルセドニーのスピルメイズ。リンクカウンター関係の効果がある赤箱のプラス効果率が低い・全4層・細い道が入り組んでいると少し運が悪ければ全滅まである恐怖のダンジョンです。
今回は最後の第4層でかなりひどいマップを引き、雑魚戦とマイナス効果によるタイムロス覚悟で赤箱を空けながらの進行となり、残りリンクカウンター20強でなんとか突破。
再挑戦になったらまたスピルメイズからやり直しなので絶対に負けられないバイロクス戦ですが、シングとイネスが同時に落ちたもののなんとか撃破。スパークウェブの頻度が高く手間取ってしまったのですが、ここは本来ならシング・ヒスイ・コハクで挑みシング以外は離れた所から術で攻撃させる戦略だったのですが間違えてイネスを入れてしまったのが反省点です。

次に砂漠でのサンドワーム戦。サンドワームは重さ6で浮き上がらない仕様の一方、「自分と敵が両方浮いていればバーストしない」という条件が、自分だけ浮いていればいいという条件になるので、適当に滞空できるコンボを決めていればEGが続く限りはハメ続けられます。
ここはイネスにコンセントマークを装備させ、集中力特化でバーストグラス→シャルジュシャークのループで弱点連携によるクリティカル補正と合わせて無限ループを狙う……つもりだったのですが、途中で1回コンボが切れてしまい尻尾が出て若干厳しい戦いに。まあ頭と尻尾2匹を重ねて同じコンボを始動できれば余裕なのですが、経験値を確実に得るために残りの2人は完全に捨てているためイネス一人で戦わなければならず、少しでもミスすると一瞬で全滅するためかなり慎重にいきました。幸いこのゲームは戦闘に参加していないキャラの回復術をコネクトパネルから呼び出して使うことができるので1人でもガードしつつ回復することができます。
実はここは、元々の計画では尻尾が出るHP23000のライン近くになったら一旦わざとコンボを止め、画面端に誘導して尻尾が最初から頭と同じ位置に出現するようにする戦略だったのですが、その時はコンセントマーク無しでやっていたので、コンセントマーク有りなら最初から最後までコンボ切らずに無限ループに入れるかと思って変更したのですが裏目に出てしまったようです。

次はラジーン洞窟でシリーズ恒例(?)のドロップアイテム集め。進行に必要なコウモリの牙3個はすぐに手に入ったのですが、追加で銀を取るために欲張ってもう3個取ろうとエンカウントしていたらスライムとタマゴの思念術ラッシュで危うく全滅しかけたので諦めて銀は取らずに突破。足りない分はサンテクス大聖堂で稼ぐのですが、結晶騎士は全員地上にいるので疾風閃による押し込みが効果的でかなり楽に倒せました。

そして遂にこのRTA最大の山場、カルセドニー隊戦。テイルズの多人数対多人数戦闘は開幕の行動でかなり勝負が決まってしまうような所があるのでしっかり計画通りに。
戦略としてはヒスイとイネスを囮にしつつ2人がやられて敵の攻撃がシングに集中しだすまでに星塵絶破連打でペリドットを倒すという予定でしたがこれはギリギリ達成。
ここでシング対カルセドニー&バイロクスという構図になるのですが、こうなってしまえば後はガードしつつ隙を見て星塵絶破を打っていれば以外と安定します。そのままコネクトパネルからのコハクのサポートを受けつつシング一人でバイロクスを撃破。敵が1人になったらすぐさまイネスを復活させ、翔星刃からのマーメイドジュヌループを入れている間にシングでヒスイを復活。秘奥義も残り47というギリギリで耐え無事撃破。
練習でも突破率は結構低くどうなるか不安だったのですが戦略通りちゃんと倒せてよかったです。
ここからのボス戦は戦力が揃ったこともあり若干消化試合気味。

その後も順調に進みジルコニアのスピルメイズ。ここは2回連続で挑まなければならないもののどちらも全3層なのでそんなに苦戦しない……と思っていたのですが、1回目の第1層でとんでもないクソマップを引いてしまい、リンクカウンターが尽きかけて雑魚戦をしながら進まなければならず結局1層で7分、2回のスピルメイズ全体としては15分もかかってしまいました。しかしここでかなり多めに戦闘をしたおかげで金に余裕ができ、レーブで合成する予定だったコンセントシンボルを1つから2つに変更。コンセントシンボルは素材に結構な値段で売れるワイルドレーブを使わなければならず、こことエストレーガでの買い物は若干厳しいはずだったのですが余裕でした。ここはうまくタイムロスした分のカバーをできたと思います。

クロアセラフも何事も無く撃破し最後のスピルメイズ、シンハラの絵のスピルメイズに突入。大部屋がある構造のためそこまで入り組んだ通路はなく基本的にマップに表示された方向に進めばクリアできる…はずだったのですがここでも運が悪くギリギリ残りカウンター20でなんとか突破。そしてラヴディアンサス戦へ。ここもスピルメイズのボスなので負けられないのですが、3匹まで増殖されるとかなり危険です。
まあここはコンセントシンボル2つあるしコネクトパネルグレイブからの弱点マーメイドジュヌで楽勝……だと思ったのですが思ったよりクリティカルが出ずEGが途中で尽きてしまい3匹まで増殖されてしまいました。ヒスイ以外が落ち一気にピンチに陥るも敵の攻撃事態は激しくない(近接時のバリアとステップ移動を止められる煙が鬱陶しいぐらい)なのでなんとか対処し星塵絶破連打に切り替えて倒しました。もっと安定させるなら、2匹まで分裂するHPで一旦コンボを止め、アンクルプレスか疾風閃で2匹をまとめて画面端に追い込んでからまたグレイブからのマーメイドジュヌループを再開すればよかったかと思います。

ブランジュからユーライオに着きソーマビルド……するはずが素材が若干足りない事が発覚。どうやら、イネスの強化に必要な属性石を火念石2風念石0他1だと思っていたのが、正しくは火念石2光念石0他1で、風念石が足りませんでした。風念石などは下位ランクの素材で、ストーリー進行に合わせて素材屋では嵐念石等の上位ランク素材に置き変わってしまうためユーライオでは調達できません。そこで、リグナトル駐屯地に行く前にグースに寄って風念石を買い足しました。(ユーライオから近いシャルロウでも売ってるのですが、この時期に街の奥まで行くとサブイベントが発生して時間がかかるため)
これにより2~3分程度のロス。

そしていよいよリグナトル駐屯地でレイジカメリア戦……なのですが、ここでまた大きなミス。最初に駐屯地に入る際、シングとコハクとベリルでの強制雑魚戦があるのですが、この前に治癒石のセットを外しておくことを忘れていて、育てていないベリルやコハクが瞬殺され治癒石発動……これにより治癒石のエナジーがなくなってしまいました。レイジカメリア戦では、戦闘後治癒石で復活させて経験値を確実に確保する戦略だったのでどうにかしてエナジーを補給しなければなりません。このような事態は練習ではなかったのでタイムロス覚悟で攻略本を見て、(おそらくストーリー進行上外には出られない前提で)1回目にここに来た時の入り口付近の自動販売機の所まで戻りエナジーを補給しました。これにより数分のタイムロス。
レイジカメリアですが、後半の突進もあまり多発せず、回復が間に合ったため結局死者は出なかったので結果的には無駄になってしまいましたが……そもそもここの経験値がどれぐらい後に影響するのか確認していなかったので補給しに行くのが正解だったかどうかはわかりません。

そこからも順調に進み、ノークインの強制戦闘ではインビジブルシルクが足りなかったためフィジックルージュのみを習得。すぐにその後のマクス城での強制戦闘で素材が集まり舞鶉も習得。
ロンリヴェロニカ、ヴォルガジョーズを難なく倒し、サンドリオン突入前に一旦オアシスへ。これは最後のソーマビルドで使う下位ランクの素材を通り道で買っておき時間を短縮するためでした。
サンドリオンでの仕掛け、滑る床を渡っていく所で仕掛けを解いたと思ったもののまさかのゲートが開いていないミス。これはどうやらエネルギー供給装置は2回調べるとオフになってしまうらしく、Aボタンを押しすぎていたようです。(練習でもたまにオフになっていることがあったけど気づかなかった……) 憑依ストリーガウ戦は、鋼体を削ったらコネクトパネルからのドルフィンシルク→マーメイドジュヌで拾う、という連携を狙っていたのですがうまく浮かず結局シングのコンボメインで倒しました。

ラストダンジョンの中ボス、アーベントホールはサンドワームと形が同じで前にも使ったバーストグラス→マーメイドジュヌのループが入るのですが弱点を突けないのでクリティカル率が悪く無限ループにならない……と思っていたのですが直前にコネクトパネルからコハクに火念術で弱点を突かせればいいことに気づき実践してみた所見事1連携で倒すことができました。
治癒石のエナジーは450まで強化してあり、60%回復+戦闘不能回復が消費110なので、ラスボス2連戦で各2回ずつ使うにはエナジーほぼ満タンで挑む必要があるのですが、ここで治癒石を全く使わず突破できたのでラストダンジョン内にあるエナジー結晶を回収する必要がなくなりました。

そしてラスボス1戦目のガルデニア・コア戦。ここはシングが右端に張り付いて星塵絶破で一気に削っていきます。1回5hit、敵の鋼体が10なので大雑把には星塵絶破→連携を止めてEG回復→星塵絶破→EG回復→星塵絶破から弱点連携して星塵絶破連打です。ブラスト技のブラックアウトも全て翔星刃で避けることに成功しパーティが壊滅することもなかったため楽に終了。
2戦目クリード・グラファイト戦は、重さ3でマーメイドジュヌループが入りやすい敵なのでクリティカルによっては1連携で倒せます。しかし弱点を突けないと無限ループとまではいかず、逆に弱点を突いたマーメイドジュヌなら余裕でコンボを繋いだまま倒しきれるので、ひたすらシングの襲爪雷斬連打で鋼体を剥がして属性変更を狙いました。
クリードが水弱点になったら死ぬ気でドルフィンシルクを当てることを狙って行ったのですが、勝ち確定と思って使ったアワーグラスがまさかの無効。一瞬ひやっとしましたが無事水弱点の時にループに持ち込めて倒すことができました。襲爪雷斬の鋼体剥がし性能が高く、クリード自体はブラックアウトや秘奥義が全員に(ダークマントがあるのでHPフルなら問題ない)当たらないよう気をつけていればあとはいつループに入れられるかの時間の問題で、今回は少し時間がかかってしまった方かなという印象でした。

全体を通してみるとスピルメイズで時間は取られたものの細かいミスも多く、チャートとしては10時間は切れるものだったと思うのと、今回コネクトパネルの可能性に気づくのが遅すぎて戦闘面でまだまだ詰められる所も多いと思うので、1回当たりの時間が長くて厳しいですがまた機会があれば挑戦していきたいです。