8番出口の話

あいさつ

連日失礼致します、早々の書き手不足に若干の不安を覚えているヤタガラスです。

 

ご存じない方には奇怪に見える記事タイトルを引っ提げておりますが、ちゃんとゲームのお話ですのでご安心ください。昨日は個人的な趣味を前面に押し出したゲーム紹介でしたが、今日は一転して直近の流行りに乗っかっておこうかと思います。

ということで、今日は『8番出口』の話をしていきます。

 

8番出口とは

8番出口』は、2023年11月29日(日本時間30日)にリリースされた短編のウォーキングシミュレーターです。
リリースから間もなく、多くのストリーマーによって取り上げられ話題になりました。
馴染み深くも少し不気味な地下鉄の通路にて、プレイヤーは8番出口からの脱出を試みます。

ルールは以下の4つです。

 

異変を見逃さないこと

 

異変を見つけたら、すぐに引き返すこと

 

異変が見つからなかったら、引き返さないこと

 

8番出口から外に出ること

 

 

...はい、ちょっと分かりませんね。

ということで、詳しめの説明です。
プレイヤーは、メインの長い通路と繋ぎの短い通路3本が階段状に直角につながれた構造が無限ループする空間に閉じ込められます。道の構造だけでなく、通りかかるサラリーマンのおじさんまで毎回欠かさず出現します。

 

とはいえ完全なループというわけではなく、メインの通路には「異変」が起きたり、起きなかったりします。異変は、そうはならんやろって感じの明らかなものから、注意深く通路を記憶して観察しないと分からないものまで様々です。
メインの通路を通る過程で、異変を発見したら通路を逆行、異変がなければ通路を順行することで、少しづつ8番出口に近づいていくことができます。

 

繋ぎの廊下には、現在のクリア段階が「出口(〇)→」という形で黄色の案内標識に表示されます。
初期位置は「0番出口」という判定になっており、そこからメイン通路を1度通過する、または異変を見つけて引き返すたびに、繋ぎの通路での表記が「出口1」、「出口2」と増えていきます。1度でも異変の判別を誤ってしまうと0番に戻されるわけですね。

 

ということで、8回連続で異変の有無を当てて8番出口から脱出する、というのがゲームの流れです。

 

8番出口の魅力

ここまでの説明ですと、何となく「間違い探し」っぽいゲームに聞こえるところですが、存外それだけにとどまらない魅力があります。
ここでは、個人的な見解としてこのゲームが広まった理由を提示させて頂きます。

 

この頃多くのウォーキングシミュレーターが人気を集めていますが、中でも『8番出口』は(少なくとも日本人にとっては)非常に馴染み深い環境を取り上げており、値段とプレイの負担も控えめなため、かなりとっつきやすい部類かと思います。
配信者向けなポイントとしては、そうはならんやろって感じのハチャメチャな異変が出現したり、逆にかなりの難関異変があったりで、様々なリアクションが生じる要素の存在が挙げられます。それでいて、まったく分からない理不尽な異変がないことも、この手のゲームとしては非常に優れた要素だと思います。
視聴者視点でもゲームに参加することが可能な上、一度見破った異変は何度も発生しないように設計されているようなので、飽きが来づらいことも人気の理由の一つかと思います。
配信者に限らず、複数人でワイワイしながらプレイしても楽しめるかと思います。

 

では、私のようなソロプレイヤーの場合はどうかというと、正直一人でプレイし続けるには聊か寂しすぎる感じがあります。
一方で、そんな寂しさを意に介さず果敢にも挑戦し、偉大な記録を残す猛者たちもいるようです。
端的にお話ししますと、リリースから1週間もたたずにRTAのレギュレーションが確立されるに至りました。
Speedrun.com上では、単純なクリア速度を競う「Beat The Game」、発生した異変を判別した上でクリアする「Find Anomalies」、すべての異変を発見する「All Anomalies」、バグ技(現在アップデートで対応済み)を利用する「Glitched」の4カテゴリーが設置されており、一番オーソドックスな「Beat The Game」の世界記録は、記事執筆時点で70秒を切っています。

理論値を目指した多分な乱数要素との闘いは、今しばらく続きそうです。

 

おわりに

私自身、昨日突貫で購入・プレイさせていただきましたが、単純なゲームシステムながら、見た目以上の奥深さを感じました。加えて、環境を変え、異変を変えればまた新たな無限空間が出現し得るような、高い汎用性も垣間見えるゲームです。まだリリースから1週間なので今後の展開は読めませんが、個人的にはシリーズ化を期待したいところですね。

 

日常の中の一場面をテーマにした、ちょっと不気味で不思議な地下通路での怪奇とアハ体験に興味がある方は、ぜひぜひプレイしてみてください!