DUEL MASTERS PLAY’S in 2024
この記事は、東京大学ゲーム研究会アドベントカレンダー2024、10日目の記事です。
はじめに
どうも初めまして。Mです。この記事では今年一年間の(とはいうものの一身上の都合により25弾から27弾の)DUEL MASTERS PLAY’S(以下デュエプレ)でのNEW DIVISION環境の変化について書き連ねていこうと思います。(と書いたものの多分主観がめっちゃ入りまくってます。あくまで一個人の意見として受け止めていただければ幸いです。あと各段の主な収録カードは適当です。大目に見てください。)
25弾環境
25弾主な収録カード:轟く革命レッドゾーン 超音速ターボ3 革命天王ミラクルスター ブラックサイコ デスハンズ 革命の鉄拳 音速 ガトリング(夢幻大帝ネロ・ソムニス)
25弾で当時多く使われていたデッキとしては白単天門、黒単ヘルボロフ、赤青UKパンクがあげられます。ほかにも使われていたデッキとしては白単ルネッサンス(連鎖)、レッドゾーン、ドラゴン、トリガーロージア、5cなどがあげられると思います。自分が特に記憶に残っているデッキは赤青UKパンクというデッキです。このデッキは事実上の最強というような感じだった記憶があります。基本的にはコンボデッキなのですが、トリガー(クロックや秘拳カツドン破)を仕込むことで早い段階から殴ってくる相手に対してはトリガーを踏ませてカウンター、遅いデッキにはある程度トンギヌスの槍で対処可能、盤面処理を使用にも破壊での処理は不可能でさらにはハンデスもマッドネス(相手の効果で手札から捨てられるときに効果を発動するカード)で対処可能…という感じでこのデッキに対して勝ち続けるデッキ、ということはかなり難しかったような気がしています。
あとこの時期にはインフェルノ・サインというカードがDP殿堂になりました。このカードへの殿堂施行の理由はトリガーロージアと呼ばれる耐久デッキに対する弱体化と考えられてました。スマホで空き時間に手軽にできるというコンセプトからすると下手すると30を超えるようなロングゲームになる初心者受けしないトリガーロージアというデッキは運営の想定外かつ不本意であったため、そのデッキに対して何らかの対策を取ろうとしたものと思われます。しかし、この殿堂ではトリガーロージアというデッキはほとんど影響を受けず、代わりにシューゲイザーというデッキはコンセプトから崩壊しました。もちろん運営もトリガーロージアというデッキに採用されている(というか名前を冠している)真・龍覇 ヘブンズロージアというカードとそれに付属している真聖教会 エンドレス・ヘブン/真・天命王 ネバーエンドに対する弱体化を行えばそれが解消することは分かっていたでしょうが、その当時のコラボでのコラボプライズ(課金でしか手に入れられない絵がコラボ相手になっているカード)の一枚に含まれておりどうしてもテコ入れできないという実情があったため、やむを得ない応急処置として行ったものだと思われます。
26弾環境
26弾主な収録カード:熱き侵略 レッドゾーンZ メガ・マグマ・ドラゴン 単騎連射 マグナム 超獣軍隊 ベアフガン 革命目 ギョギョウ デュエにゃん皇帝 禁術のカルマ カレイコ 完全不明 時の革命 ミラダンテ 閃光の守護者ホーリー
緑単サソリス・レッドゾーン・黒単デュエにゃんの3強環境の到来です。緑単サソリスは革命目ギョギョウと霊騎ラグマールによる疑似ロックや豪勇者「猛攻の面」による過剰打点という柔軟なプランをとれ、レッドゾーンは単騎連射マグナムや熱き侵略 レッドゾーンZによるトリガーケアしながら素早く攻めつつ青を採用することによる受け、対応力の獲得(ちなみにいろいろ言われていましたが、トリガーロージアに対しても勝ち切れることが多かった)、爆弾魔ダイガニトロなどを活用することによる全ハンデスをしたり、1枚ずつシールドを細かく削ることで相手のトリガーをしっかりと対策するなど多様な戦略が取れる黒単デュエにゃん。これら三つのデッキは3強(つまり他のデッキとの差が大きすぎる)という言葉を生み出してしまうほど強かったです。
この時期に真聖教会 エンドレス・ヘブン/真・天命王 ネバーエンドのシールド追加能力にターン1(同名)というナーフが入りました。理由は先程述べたトリガーロージアへの弱体化です。これでこのデッキはコンセプトが崩壊し、環境から姿を消しました。
クロニクル環境(PLAY’S CHRONICLE PACK)
クロニクルの主な収録カード:オリオティス・ジャッジ 歌唱愛機サリア 紫電ボルメテウス・武者・ドラゴン 超神星ヴァルカン・アンチャンス 剛撃霊樹 タイタニス 恋愛妖精アジサイ 暗黒神羅凰ゼロ・フェニックス/蘿月デス・フェニックス ニコル・ボーラス アルカディア・スパーク ミラクルとミステリーの扉 神聖貴 ニューゲイズ
この環境は’後半は’様々なデッキが活躍した、といえる環境になっています。(前半は後の殿堂のところで述べます)5cニューゲイズ、メカオー、ゼロフェニ、レッドゾーン、サソリス、サムライ、モルネク…という感じで様々なデッキがひしめき合っており、日によって(何なら時間帯によって)流行っているデッキが変化するという感じでどのデッキにも様々な長所、短所があり、難しい環境だったと思います。
この時期に龍覇 ワルボロフがDP殿堂に登録されました。理由は前環境からもともと強かったのにもかかわらず、不利対面のサソリスのラグマールがスタン落ちしたことによる実質的な強化により、ほかのデッキのほぼすべてにマッドネスが採用される(しかもその中で勝ち続ける)という状況になったため、環境に変化を与えるためにいけにえになりました。ここまで読んでいただいた方にはわかったと思いますが、前半は黒単デュエにゃん1強でした。
27弾環境
27弾主な収録カード:ミラクル・ミラダンテ 戦弓の精霊龍 ローザンテ S級宇宙 アダムスキー 奇天烈 シャッフ S級不死 デッドゾーン ボルシャック・ドギラゴン 禁断 ~封印されしX~/伝説の禁断 ドキンダムX S級原始 サンマッド 獣軍隊 ヤドック 龍聖霊マギア・デル・フィン 禁断の轟速 レッドゾーンX
この環境ではレッドゾーンとそれへの対策デッキという形でした。というのも前環境からガイハート、サソリス、オリオティス、スペルサイクリカ、バラディオス、タイガマイトなど多様なカードが消えたことで、(特にオリオティスが消えたことにより)レッドゾーンの環境上の立ち位置がよくなっただけでなく、これまでにない、封印という除去手段の獲得により、それまで苦手だったメカオーやサムライに対して有利が付くようになってしまったことによりレッドゾーンは無双状態に入りました。そこで何とかしてレッドゾーンに勝つためにできたのはミラクル・ミラダンテをうまく使える天門デッキとハンデスやシールド焼却を武器に戦うデッドゾーンデッキでした。まあでも正直レッドゾーンだけが頭一つ抜けて強い状態で、それ以外のデッキは何とかメタることで何とかやっていける…かな?ぐらいの気持ちでした。そんなこともあってかいつもと比べて否定的な意見が多い意見が多かった気がします。
終わりに
先にお詫びを申し上げます。28弾環境は世間での評価が定まってないこともあってここでは述べないことにしました。まあ言えることとしては、バスターはやっぱり強かったねとかアンプラウドNEWだとそれほど強くないかもねとかありきたりなことに落ち着いちゃうと思ったのでそれぐらいだったらもう書かないようにしようとしました(ごめんなさい)。この記事を見て今年のデュエプレの環境を懐かしんでもらえたりしたらうれしいです。ここまで長々お読みいただきありがとうございました。