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「ポケモン特集号第11号」・「ポケモン対戦の手引き」委託販売開始しました

昨年末の冬コミ(C83)で頒布いたしました「ポケモン特集号第11号」・「ポケモン対戦の手引き」について、とらのあな様にて委託販売を開始いたしました!

価格はともに950円となっております。

ご注文は以下のページから行ってください。

今後とも東京大学ゲーム研究会をよろしくお願いいたします。

C83で頒布した会誌の誤植についてのお知らせ・訂正

2012年冬コミで頒布いたしました「ポケモン特集号第11号」「ポケモン対戦の手引き」の内容に誤りがございましたので、以下に正誤表を掲載いたします。ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

追記:「ポケモン対戦の手引き」の13ページのダメージ計算式の誤植について訂正を加えました。(2013年7月20日)

ポケモン特集号第11号
・124ページ 右の列23行目「170ページ」→「171ページ」
・138ページ 右の列下から5行目「○ページ」→「135ページ」
・145ページ 左の列下から6行目「32ページ」→「158ページ」

ポケモン対戦の手引き

・7ページ ステータス具体例の素早さ数値「154」→「169」
・11ページ 4行目「5P」→「7P」
・13ページ 5行目のダメージ計算式 → 「ダメージ=(22 × ①技の威力 × ②攻撃側の能力値 ÷ ③防御側の能力値 ÷ 50 + 2)× ④ × ⑤ ×(0.85~1)× ⑥ × ⑦」 (2013/7/20追記)
・15ページ 20行目「12ページ」→「13ページ」
・15ページ 30行目「6ページ」→「7ページ」
・34ページ 左下の項目の1行目「37ページ」→「39ページ」
・38ページ “解説事項一覧”に記されているページ数全て+2
・45ページ 左上のタイプ相性の記述の1行目「101ページ」→「158ページ」
・45ページ 右上のめざめるパワーの記述の1行目「10ページ」→「11ページ」
・51ページ ②の6行目「101ページ」→「158ページ」
・51ページ ②の13~14行目にかけて「56ページ」→「58ページ」
・52ページ 2.“型”の把握、という項の9行目「56ページ」→「58ページ」
・53ページ 受けループの項の20行目「99ページ」→「101ページ」
・53ページ 起点構築の項の6行目「56ページ」→「58ページ」
・55ページ 2行目「33ページ」→「35ページ」
・142ページ カメックスの努力値 「B+3」→「D+3」
・146ページ スピアーの特性1 「スナイパー」→「むしのしらせ」

【2012年冬コミ】会誌紹介4 ポケモン対戦の手引き

会誌紹介最終日、そしてTGAが参加する冬コミ2日目前日となりました。

最後に紹介するのは、ポケモン対戦の手引きです。

ポケモン対戦の手引きは、ポケモン特集号が第10号まで到達した記念に、“ポケモン対戦を始めたいがどこから始めていいのか分からない”といったような、いわゆる対戦初心者向けの本として制作されました。とはいえ、実際は初心者だけでなく上級者にとって十分に役立つ内容も多く含まれることになり、非常に幅広い層のポケモンプレイヤーに手にとっていただける会誌になっています。

会誌の構成は、「第1章 育成編」「第2章 対戦編」「第3章 構築編」「第4章 データベース」となっており、以下これらの説明をしていきます。

第1章の育成編は、ステータス計算式、種族値・個体値・努力値などの基本的な要素からダメージ計算や努力値配分の考え方まで、対戦で使用するポケモンを育成するまでの流れを分かり易くサポートする内容になっています。その他にも、伝説ポケモンの入手法一覧や金稼ぎ方法、複数欲しいアイテムの入手法など、育成に関連する項目も多く盛り込んでいます。

第2章の対戦編は、一つのシングルバトルの対戦ログに基づいて、対戦における行動の考え方、及び対戦中の様々な要素を解説しています。ターン毎の行動理由が図を用いて分かり易く解説されているだけにとどまらず、戦局を大きく動かしうる事象についても並行して説明されており、対戦中に考慮すべき事柄が綺麗に纏まっているため、これから対戦を始めるという方は必見です。

第3章の構築編は、前半部のシングルバトルの構築の考え方、後半部のシングルバトルの主要ポケモン個別解説から構成されています。

前半では、構築の際の大まかな流れから、分かり易い構築分類とその構築の勝ち筋や負け筋について、そして実際にシングル構築が完成するまでの流れを丁寧に解説しています。構築ができるまでの過程が順を追って説明されているため、初めてシングルバトルに取り組むという方には特にオススメできる内容になっています。

後半の個別解説は今回の会誌の目玉記事の一つで、合計42体ものポケモンについてびっしりと解説がなされています。ポケモンそれぞれの基本的な“型”を一通り把握することによって構築の完成に至ることが可能である、という一貫した考えの下で執筆されているため、最低限知っておきたい“型”が網羅されているのが注目ポイントでしょう。そのため、個々の解説記事であるにもかかわらずシングルバトルの全体像が把握しやすいという、他に類を見ない特徴を持った記事になっています。

第4章はその他データベースとなっていますが、具体的には「乱数調整解説」「ポケモン対戦における諸仕様」「ポケットモンスターブラック2ホワイト2RTAチャート」「種族値リスト」「タイプ相性表」といった項目から成ります。

「乱数調整解説」は、乱数の仕組みの概要に始まり、ツールの使用方法まで含めた高個体値ポケモンを入手するまでの手順が理解・実践できる内容になっています。第五世代乱数の基礎である固定シンボルや孵化乱数は勿論、ブラック2ホワイト2からの新要素であるARサーチャー乱数、隠し穴乱数などまで対応しています。

「ポケモン対戦における諸仕様」は、技や特性、アイテムの見落としやすい仕様について纏めています。ただ、一言に纏めているとはいっても整理して羅列しただけのものではなく、全てを“体系的に”纏めることを目指しているのがこの記事最大の特徴と言っていいでしょう。中でも、“フェイズ理論”は対戦の仕様を理論化する際の最重要項目であり、ポケモン対戦を根本から理解する手助けとなります。

「ポケットモンスターブラック2ホワイト2RTAチャート」は、タイトル通り、ポケモンブラック2ホワイト2をいかに早くクリアするかを徹底的に考え抜かれたプレイチャートとなっています。クリアタイムを縮めるためのテクニックは衝撃的なものであり、殆ど周知されていない仕様までも利用しているので、普段は伝説ポケモンを回収するだけという方でも参考になることは間違いありません。

更に全ポケモンの種族値一覧が載っている「種族値リスト」、タイプ相性の把握に便利な「タイプ相性表」まで完備しているので、本会誌を携帯するというときはこれらが非常に役立つでしょう。

これだけの内容が1冊に詰まっているため、情報の密度も凄まじいものになっています。編集班一同オススメの会誌となっていますので、どうぞよろしくお願いします。

【2012年冬コミ】会誌紹介3 ポケモン特集号第11号

今日からはポケモン会誌の紹介です。

今回の冬コミで頒布する会誌のうち、ポケモンに関する会誌はポケモン特集号第11号、ポケモン対戦の手引きの2種類ですが、今日はポケモン特集号第11号の紹介をします。

全体の構成は恒例の「構築解説」「バトルログ」に加え、新しい試みである「練習会記事」、そして個人記事の「対面構築解説」から成っています。

「構築解説」では、2012年駒場祭企画のうち、2日目のポケモン企画で各人が使用した構築をルール毎に計16個掲載しており、過去のポケモン特集号と比較してもかなりのボリュームとなっています。後に説明する“練習会”の成果が見られるというのも注目ポイントでしょう。

「バトルログ」は、駒場祭ポケモン企画で実際に行われたポケモンバトルの中から各ルール1つずつ、特に盛り上がった試合の模様を詳細に記しています。プレイヤーの感想・思考もしっかりと書かれていて、バトルログを読むのが面白くなるだけでなく、“なぜこのように動いたのか”などを知ることで自身のレベルアップにも繋がります。

さて、今回の目玉記事とも言える「練習会記事」ですが、これは駒場祭ポケモン企画に向けてシングル・ダブル・ローテーションの3ルールで会員の実力向上を図った練習会の様子を座談会形式で載せたものです。各ルールで講師役を1人ずつ設け、参加者に対して構築や立ち回りといった基礎的なところを中心にそのルールのバトルについて学んでもらう、という形です。
簡易バトルログも複数掲載されていて、どのような構築でどのような失敗があり、そしてそこからどのような改善を図ったのか、といった参加者の成長の過程を捉えることができます。
参加者が問題に直面し、そこで講師役がその問題に対する解決案を提示するという流れをとっていることから、そのルールをするにあたって意識したいこと、及びそれの対策方法なども分かり易い構成になっていると言えるでしょう。
3ルール合計でおよそ60ページという分量なので、読み応えもあり今回のオススメの記事となっています。

個人記事の「対面構築解説」ですが、これはシングルバトルにおける、いわゆる“対面構築”について、これがどのような考え方で組まれた構築なのか、またこのパーティを構成するのはどういったポケモンなのか、というのを丁寧に解説しています。立ち回り方や対策方法まで記述されているため、対面構築について学びたいという方には特にオススメです。

【2012年冬コミ】会誌紹介2 会誌第68号(駒場祭特集号 RTA+STG編)

冬コミで頒布する会誌の紹介記事、第2回でございます。

今日ご紹介する会誌は、会誌第68号(2012年度駒場祭特集号 RTA+STG編)です。

この会誌では、2012年駒場祭企画のうち、1日目のサブ企画として行われた「STGリレー」と、3日目の「RTA実演会」及び「P4U対戦会」のレポートを掲載しています。ここでは「STGリレー」と「RTA実演会」の各種目の記事について紹介いたします。

「STGリレー」では、会員有志によるシューティングゲームの実演を行いました。今回は以下の3作品の実演が行われました。

・R-TYPE Δ
アイレムによる横STG。「波動砲」「フォース」といった超強力な兵装を駆使し、初見殺しが満載の全7ステージの攻略を目指します。

・虫姫さまふたり ブラックレーベル
3ボタン制のオーソドックスな弾幕STG。今回は最高難易度の「極弩(God)」モードへ挑戦しました。

・怒首領蜂 for Kinect
弾幕STG「怒首領蜂」第1作目をKinectによるジェスチャー操作に対応させた、世にも不思議な体感型STG。画面上の弾幕だけでなく、操作するプレイヤー自身の動きも見所でした。

本誌には、各プレイヤーが何を考え、どういった攻略パターンで以って本番へ挑んだのか重点的に掲載されています。

「RTA実演会」では、以下のゲームのRTA(=ゲームクリアまでの実時間を競う競技)を行いました。(ただし、「世界樹の迷宮II」はRTA実演会の枠で行いましたが、RTAではありません。)

ダークソウルRTA

欲しい武器がドロップせずゲームをやり直した場合でも時間の計測をリセットしないというルールで行ったRTAですが、タイムを見ればわかる通り最悪のドロップ運でした。しかし、運の絡まない部分でのプレイは果たして最善だったのか? というところを振り返って解説していきます。

FFCC マルチプレイ4人協力RTA

4人協力RTAということで今回の目玉企画でありながら、目標よりも大幅に遅れてラスボス撃破の瞬間をお見せできなかったRTAですが、どうしてこうなったのか。当日のプレイの反省と、感想、今後の目標などを掲載しています。

世界樹の迷宮II 始原の幼子ガンナー単騎クリア実演

「世界樹の迷宮II」の裏ボスである「始原の幼子」を乱数調整という名の打ち合わせによってガンナー単騎で撃破するという企画でした。乱数調整についての解説や、実際の企画での行動、またスキル割り振りや行動の改善案の考察を掲載しています。

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス 聖剣抜きRTA

「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」の、マスターソードを入手するまでのRTAを行いました。RTAの詳しい戦略と当日のプレイ内容、また当日は使わなかったが使う余地のあるショートカットなどを掲載しています。

ポケモンXD RTA

駒場祭で行ったトゲピー入手までのRTAの戦略・レポートに加えて、さらに後日行ったエンディングまでのRTAの戦略とレポートを掲載しております。当日の予想外のアクシデントからのリカバリーの仕方もみどころです。

【2012年冬コミ】会誌紹介1 会誌第67号 (駒場祭特集号 大運動会編)

今日からコミケ前日までの4日間、TGAが頒布する冊子を1冊ずつご紹介します。
まずは会誌第67号(2012年度駒場祭特集号 大運動会編)です。

例年冬コミでは駒場祭で行われた企画のレポートをまとめていますが、今回は記事の数が多くなったため、2冊に分割しました。
この第67号はそのうち1日目の「大運動会」企画のレポートを掲載した会誌です。

大運動会はTGAの会員が赤組と白組に分かれ、1種目数十分程度のゲームを使った勝負を計10種目行い、最終得点を競う企画でした。
実際に行った10種目は以下の通りです。(併せて、駒場祭大運動会のページも是非。)

・カービィのエアライド クリアチェッカー競争
ゲーム中一定の条件を満たすと解禁される「クリアチェッカー」を、制限時間内にいくつ獲得できるか競いました。
実に様々な条件が設定されている中、果たしてどの条件を選んで戦略を立てたのでしょうか?

・格闘ゲーム対決
3タイトル×3試合の真剣勝負を行いました。
スタンドを使った立ち回りが求められる「ジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産」、会場を笑いの渦に巻き込んだ奇作「修羅の門」、そして往年の名作「ヴァンパイアセイヴァー」の3本です。

・スマブラ対戦
今年はDXに加えてスマブラXもやりました。
更にはガチ勝負ではなかなかお目にかかれない2on2のチーム戦も……!

・スーパーマリオギャラクシー2 ワールドS いたずら彗星 7番勝負
ギャラクシー2の隠しステージ、最高難易度を誇るワールドSに7個存在する彗星スターをそれぞれどちらが早く獲得できるか、7番勝負を行いました。
クリア安定すら難しいステージに対し、果たしてプレイヤーはどのようなパターンを組んで対抗したのか……?

・ぷよぷよ通対戦
フリー対戦20試合です。
熱い読み合いゲームをプレイヤー視点でお届けします。

・クラッシュ・バンディクー3 TA
「ステージ9 ピラミッド けんせつちゅう」「ステージ18 ゴーゴー ココマリン」の2ステージで、制限時間内にどれだけ好タイムを出せるかを競いました。
僅かなミスが記録を台無しにする極限の勝負、プレイヤー達の思い通りにいったのでしょうか。

・Minecraft 実績解除競争
PC版Minecraftで制限以内に解除できた実績の数を競いました。
この日のために構築した緻密な戦略、そしてダイヤモンドの行方は……?
当日用いられたseed値も記載しております。

・ハローキティといっしょ! ブロッククラッシュZ
ブロッククラッシュZの難関ステージ群を用い、クリアタイムや回数を競いました。
果たして真のブロッククラッシャーの座はどちらに?

・PS2版DQ5リカバリーTA対戦
恒例のReTA (同じセーブデータで始め、与えられた課題をどちらが先にクリアできるか競う競技) を今回は大運動会の中で行いました。
今回のクリア条件は「エビルマウンテンでのゲマ撃破」。仲間モンスターはRTAでも滅多に使われないモンスターばかりという中、プレイヤーはどんな判断を下したのでしょうか。
用いられたセーブデータの内容詳細と今回の最適解も収録しております。

・マリオ二人羽織
1人でもクリアできるなら、力を合わせればもっと簡単なのではないか。
この企画では1人が十字キー、もう1人がA・Bボタンを担当してスーパーマリオブラザーズをプレイしました。
大運動会のトリを飾る勝負の行方はいかに。

以上10種目の詳細なレポートを収録した会誌です。
値段は300円。TGAにお立ち寄りの際はどうぞご覧になってください。

【C83】会誌の印刷が完了しました!

本日、会誌第67号(上の画像で桃色の会誌)と、会誌第68号(上の画像で空色の会誌)の印刷が完了いたしました!

会誌第67号は駒場祭特集・大運動会編、会誌第68号は駒場祭特集・RTA+STG編となっております。

(ポケモン特集号第11号と、ポケモン対戦の手引きはオフセット本となります。)

また、明日以降各会誌の紹介記事を投稿していく予定ですので、ぜひご覧ください。

ニコニコ生放送のお知らせ(12/25 19時頃から)

12/25 夜7時頃から、第13回ゲー研ラジオをニコニコ生放送にて放送します。

今回の放送では、コミックマーケット83(冬コミ)で頒布する予定の新刊4冊についての説明を行ったり、そのみどころについて語ったりする予定です。

放送を行うコミュニティはこちらになります。ぜひお越しください。

【ニコニコミュニティ】東京大学ゲーム研究会ニコ生支部

【2012年冬コミ】頒布物概要を公開しました

2012年冬コミのページにて、今回頒布する予定の会誌の概要を公開いたしました。

(以下抜粋)

今回のコミケ(C83)では、以下の4冊の新刊を頒布する予定です。

会誌第67号

2012年駒場祭1日目に実施した「大運動会」のプレイヤーたちによるレポートを掲載した会誌です。

会誌第68号

同じく2012年駒場祭の1日目に実施した「STGリレー」および3日目に実施した「RTA実演会」「P4U対戦会」のレポートを掲載した会誌です。

ポケモン特集号第11号

2012年駒場祭の2日目に実施した「ポケモンチーム戦」にて使用された会員のパーティ紹介や、それらのパーティ を使用した対戦ログを掲載した会誌です。 他にも、 シングルバトル・ダブルバトル・ローテーションバトルの練習会記事や、シングルバトルの 「対面構築」と呼ばれるパーティの解説も掲載しております。

ポケモン対戦の手引き

対人対戦ゲームとしてのポケモンを始めようとしている、または始めたばかりのいわゆる「ポケモン対戦初心者」が、実際にポケモン対戦(およびそのための考察やパーティ構築の過程)を楽しめるようになるための、基本的かつ重要な知識や考え方を集約させた会誌です。対戦初心者向けということで、シングルバトルを主に扱っております。

また、対戦のための知識のほかにも、育成その他に役立つテクニックも掲載しております。