剣道の野望

この記事は、東京大学ゲーム研究会アドベントカレンダー2025、21日目の記事です。

初めに

皆さんはスマホゲームを遊んだことがあるだろうか。自分はこれまで、神ゲーからクソゲーまで膨大な数のスマホゲームを渡り歩いてきた。今回は、クソゲーに関して悪口を書いていこうと思った。しかし、一つ重大な欠陥があることに気が付いた。人はクソゲーのタイトルなど覚えないのだ。すぐに記憶の海に沈んでしまう。そのため今回は、直近でプレイした「剣道の野望」についてまとめていこうと思う。

       ↑何がそんなに不満なんだ?(多分立ち絵が一つしかない)

剣道の野望とは

appleのリンク→https://apps.apple.com/app/id6751082318

このゲームについて説明を書こうと思った。しかし非常に困ったことにこのゲームにはちゃんとしたチュートリアルが存在しない。このゲームの目標は元強豪校の剣道部を復権させることらしい。部員が毎年5人ずつ入ってくるので、そいつらを育成して5人団体戦の剣道の大会で優勝することが当面の目標である。育成の仕方は重要な要素まですべて切り捨てたパワプロといった感じである。5つのパラメータ筋、速、持、精、経をそれぞれ対応する練習をすることで、ゲーム内で1週間たち、部員全体のステータスを上げることができる。そして年2回開催される大会にて結果を出すことで報酬がもらえ、それを使ってまた新しい部員を育成して…。これがゲーム全体の流れである。そしてこのゲームのやりこみ要素として「勝ち抜き戦」が存在する。これは自分が育成したキャラクターを一体選び、一日に一回、勝ち抜き戦を行い、その連勝数をプレイヤー同士で比較するというもので、こちらがメインのコンテンツになっている。

このゲームの問題 

ダメなところとしては、よく進行ができなくなるバグが発生し、そうなった場合、アプリの再起動を余儀なくされる。これはクソゲーあるあるで作りが荒いのでなんだかんだバグが多い。しかし、私も伊達に多くのクソゲーをやっていたわけではないので、発動条件などの発見が得意な方なのだが、このゲームの場合は本当にわからない。

そして試合中、ほぼやれることないのにやたらと長い試合を見せつけられる(一応倍速などにはできるがそれでも長い)。ゲームだからといって剣道の精神を忘れず、しっかりと礼、蹲踞を試合の前後に挿入されているため、非常にテンポが悪い。

そして何より、ランダム性がほとんどなく、本当に虚無である。ただひたすら育成をするだけで、その育成も本当に単調であり、続けるのはかなり苦痛であった。

そして、何より、どんなに強いキャラクターでも3年生になって卒業するとそれ以降一切の恩恵を得られることはないということである。プレビューなどを使ってそのキャラクターを見直すみたいなこともなく3年の夏の試合が終わったらはいさようなら。これはなかなかにストレスがたまるシステムであった。

勝ち抜き戦

それでもこのゲームをぎりぎりゲームたらしめているのは勝ち抜き戦という育成の成果を他人と比べることができる要素であろう。ということでこちらを少しやりこんでみた。というわけで先に結果を張る。

こんな感じで何とか3位になることができた。このゲームの攻略法は簡単で、周回して”本”というアイテムを集めてそれを一キャラにすべて突っ込む。それだけである。 ただ、周回量でしっかりと強さが露骨に変わるので、これはゲームである、と私は感じた。ぜひ皆様も挑戦してみてほしい。

終わりに

ここまで読んでいただきありがとうございます。この記事で少しでも誰かの心に刺さるものがあれば嬉しい。ではまた疾走しなければ